英国正統派:マァックォウー | 今日の「やっちゃいました」

英国正統派:マァックォウー

オトナなモーターサイクリストを目指すmasudabo

まだ到着しないバイク自体を待ちつつも、気持ちは

風になる自分。

そう、他のアイテムもひつようです。

早速ヘルメットを買いました


グローブはチャリ時代の高級皮手袋(ゴルフっぽいですが)があるからいいとして



ブーツはこれもソールがツルツルのブーツがあります


パンツはパタゴニアのモモヒキのうえに色落ちの微妙なジーンズでとりあえずは良しとします。



問題はジャケットです。

ジャケットは面積が大きいだけに印象を大きく変えます。

オトナは見えないところにお金をかけるとよく言いますが、僕にはまだまだそのレベルで戦うだけのHPがありません。

今はモモヒキがブランドモノ、パタゴニアということで自分を納得させます。

さて、ジャケット

モーターサイクリストにとってはジャケットに求める要素は少なくありません。


防風:

100キロで風を受けるとなると、スーツは無理です。マッチ棒の僕は吹き飛んでしまいます。革ジャンはいいんでしょうが、僕にはちょっとねー。革ジャンより、「皮ジャン」が必要ですね。


防水:

いつ雨が降るかわからないこのご時勢。屋根のないモーターサイクリストにとってこの防水機能は重要です。風になるのではなく、風邪になります。


スタイル:

モチロンイケイケを目指します。誰もが振り返るそのファッション性。はずせません。(センパイいわく、誰もみてないよ、バイク便くらいがいいんだよ、と)

この3つの要素を高い次元で兼ね備えるジャケット。

そんなのないと思いの皆様。あるんです。でも結構なお値段するんです、これが。


ゴアテックスなんか、いいって聞きますね。

うちの社長もスクーターで出勤しているんですが、赤い微妙な色のゴアテックスジャケットを着ています。あの微妙な色のジャケットを何にもなかったように着ていられるのは彼が「オアフ島出身九重部屋」だからでしょうか。


先日キャッシュフロー計算をして軽く意識を失いかけた僕にそんなお金はありません。

そんなある日、同僚Mがいいものを発見してくれました。

裏原の古着屋さんの店先にオイルド・コットンのジャケットがあるというのです。

それも50%オフで。


オイルド・コットン・ジャケットとは・・・

コットンにオイルを染み込ませて高い防水性と防風性を実現したフィールド・ジャケットのことなんです。

本国イギリスでは古くから乗馬のときとかに着用されているようですね。

バブアーとか有名です。



セール情報を聞きつけたその日早速お店をチェックてみると、ほつれとかがない状態のいいもので着れるサイズは1着のみ。お値段は1万円の半額で5000円!!

買いか?!


モーターサイクル用なので袖が短いのはNG

必然的にサイズは大きくなります。

その5000円のものはXLです。

胴回りがボクの3倍くらいあります。

明らかにでかい。


だがまてよ・・・


自分でつめればいんじゃないか・・・・


袖もダブダブでばたつきがすごそうだが・・・・


まてよ・・・・


自分でつめればいんじゃない?


糸ほどいて、切って、縫い直せばいんでしょ。



そんなに難しいものでもないでしょ、家庭科の延長だよ。

失敗しても5000円か。


この葛藤がしばらく続きます。



「失敗しても5000円」に後押しされ、結局お買い上げブツはこれです。



オフィスに帰って披露して気づいたことが一つ

これは有名なバブアーだと思っていたら、どうやら違ったみたいです。

その名も


Mac Orvis・・・

「オービス」とは、バイクのりにしては刺激的な言葉。
(※オービス=速度違反取り締まり機)
マックは、マクドナルドとか、マクレガーとか、ポールマッカートニーとか、

みんなMacがつきます。ま、大丈夫でしょう。

でも、「英国スタイル」と英語で書かれているのに、それ以外はドイツ語表記。
ちょっと不安が残ります。


ファスナーのところには Mc.O. と省略形です。

そう、いわゆる「マック・オー」

ただ発音に気をつけてください。

マックとオゥーをなるべくつなげて発音して「マァックォーウ」のようになります。

さぁ、皆さんでご一緒に


マァックォーウ!!

クレジットカードばりにいい響きです。

でも、会社では一同大笑い。
笑いすぎで泣いているセンパイもいます。

別の怖い先輩には「なんだ、そのくせーぼろきれは」と。
あんまりじゃないですか。

そう、実は英国のニホイがちょっときついんですね、オイルド・ジャケットは


ある人はかび臭いとまたある人は跳び箱のにおい、剣道の小手のにおいだと。

ただ、オイルジャケットは普通こんなににおいもしないし、油が手に付かないそうです。だから、センパイは「誰かがあとでオイル塗ったんじゃないの?」と。


決してこれを着たまま満員電車など乗れません。乗ろうものなら撲殺されます。


それはさておき、その英国のカオリ漂うジャケット、目指すはこれ

ここから、僕の途方も無いリメイクの旅が始まるとは予想してませんでした。



作業途中



解体完了



現在ベスト状態




さて、あとは切って縫い付けるだけ


ミシン・・・



お得意のヤフオクで探すも、ミシンって結構高いんですね。


一生もんとはよく言ったもんです。

これだけのためにミシンを買うか、その値段に躊躇。プロジェクト停滞中です。